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神去なあなあ日常

染谷将太主演で映画化もされた、三浦しをん原作の小説。

横浜に住む主人公の平野勇気が、ひょんなことから大自然が広がる三重県の神去村に行き、林業に携わる中での日常の出来事を日記形式で書いたもので、これが面白い。

思わずクスッと笑ってしまう書き方なので、どんどん読んでしまいます。

三浦しをんの小説が好きでいろいろ読んでいますが、この小説は特にお勧めです。

「光」のような心の闇みたいなものが書かれたものではなく、勇気の純粋な気持ちがいきいきと書かれていて、読み手が思わずにこっとしてしまう小説です。

恋心を抱く直紀に果敢にアタックするも、毎度玉砕。それでも、あきらめない心で立ち向かう勇気が若い(笑)。居候させてもらっているヨキ家族や、中村班のメンバーとのやり取り、村の人たちとの関りで、主人公が成長していきます。

林業の奥深さや、木に愛情が湧いてくる勇気に、このまま神去村に居ついて、直紀との恋の行方や、成長していく姿をもっと見ていきたいと思わせてくれる内容です。

その希望に応えるように、続編の「神去なあなあ夜話」があるので、こちらもぜひおすすめしたいです。ヨキの家にいるしげばあに日記をいたずらされたりして、これまた笑ってしまいます。直紀との距離も少しずつ近づいてきて、さらなる続編を期待せずにはいられません。

晴れやかな気分になれる、そんな本です。