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日日是好日ーお茶が教えてくれた15の幸せー

森下典子さんの25年間続けてきたお茶のお稽古の体験談を書いたものです。

茶道とはどんなものかなと少し興味があった私は、題名の「日日是好日」これは私が好きな言葉ですがこれに魅かれて読んでみることにしました。

四季折々の花や器、掛け軸も五感を使って見る。素直に感じたまま見る。体に沁み渡るように聴く。お茶は理屈や感情ではなく目の前のものに集中して体の全ての神経を研ぎ澄ませて感じるものということがわかりました。

十二年に一度愛でる干支の柄の入った茶碗の存在も知りました。十二年ごとに同じ会を同じメンバーでやっても二度と同じ日はないというお茶の先生の言葉が印象に残っています。一期一会。いつでもその場に集中して心ここにあらずではいけないのだなと思いました。

森下さんが自分の居場所がなくて迷っている時や悲しみに打ちひしがれている時にはいつもお茶がありました。就職や失恋やお父さんとの永遠の別れなど人生のどんな時もお茶が癒してくれたと。森下さんにとってお茶は人生を豊かにしてくれるそんな存在だったのだなと思いました。

和菓子を通して季節を味わったり感じたり、お湯の湧く音や雨の音に聴き入って心を癒したり、四季の花を愛でながら香をかいだり肌で感じたりして幸せを味わいたいと思いました。そして理屈を考えてはいけないという型にはまった作法は苦手ではありますがお茶をやってみたくなりました。私も長い目で今を生きようと思います。